大人の矯正治療はいまはとても増えています。矯正治療といえば、お子さんや若い人向けのイメージですが、最近は歯の大切さが浸透してきたため、40 代や50 代から治療をするかたも増えています。歯は何歳になっても動きますので、歯槽骨（歯を支える骨）がしっかりしていて、歯の状態が良好なかたなら60歳を過ぎていても治療可能です。

歯並びは一生ものです。矯正治療には保険がきかないため、たしかにお金はかかります。でも、歯並びを悪いままにした結果、セルフケアが行き届かず、むし歯や歯周病になって歯をダメにしてしまうことを考えるとどうでしょう？　矯正治療は、一生きれいな歯と歯並びでいる助けとなるものです。

当院では可能な限り非抜歯、つまり歯を抜かないで保存する治療方針を検討します。しかし、歯が並ぶスペースがもともと足りていない場合、抜歯なしで矯正すると、それぞれの歯を外側に傾斜させなくてはならず、これは口が閉じにくくなったり、噛んだときに斜めになった歯に余分な力がかかるなどの問題が残ることもあります。歯を抜歯すべきか否かは、症例によって異なりますが、詳しいシュミレーションを行い一緒にゴールを決め、最善の方法を決定するスタイルです。

歯並びは一生ものです。矯正治療には保険がきかないため、たしかにお金はかかります。でも、歯並びを悪いままにした結果、セルフケアが行き届かず、むし歯や歯周病になって歯をダメにしてしまうことを考えるとどうでしょう？　矯正治療は、一生きれいな歯と歯並びでいる助けとなるものです。